美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
そんな時だった。


毎年、恒例の花火大会が始まった。


花火を見ながら肩を寄せ合うカップルの中に、なんとラブ繋ぎをしながら女の子とイチャつく恭一の姿が有った。


俺は、人込みを掻き分けて、恭一の所に行った。


「恭一!」


俺の声を聞いて、振り返った。


「よぉ、一也。
文化祭、お疲れ。」

と、実に爽やかに声をかけてきた。


「お前、彼女出来たの?」

と聞くと、幸せオーラを撒き散らせながら


「まぁな。一週間前にな。同じクラスの郁美。」


郁美と紹介された女子が、ニコリと笑って軽く頭を下げた。


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