美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
「だから、私カレシいるんで。」


と、江利子が断った。


すかさずチャラ男が辺りをキョロキョロ見回した。


隣りにいる俺は、問題外らしい。


「いないじゃん。
まあ、そんな奴ほっといて?俺らとカラオケしねぇ?
学校サボってさ?」

一人のチャラ男が江利子に触ろうとしたから、咄嗟に俺がその腕を掴もうとした、その瞬間だった。

「カレシいるって、言ってんじゃん!
バァ~カ!!」


うわっ!チャラ男を挑発してどうすんだ、バカはお前だ!!


「んだとぉ~、この女!!」


極細眉毛を吊り上げて、怒り出した。


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