美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
確かに俺が悪い。


分かっているんだけど、滅多に帰らないおじさん達には、逢える時には、顔を見せておきたい。


江利子…今頃泣いているんだろうか…。

いや、絶対に泣いている。


電話してみたけど、留守電だった。


逢ってきちんと話しがしたい。


そう思ったら自然と体が動いていた。


焦る気持ちが先走って、チャリンコをこいで、江利子の自宅に向かった。


駅に着いて電車に飛び乗って、一個先の駅で降りて、もう一度電話したけど、やっぱり留守電で…。

全力で走って、ようやく着いた、江利子の家。


インターフォンを鳴らして少しして、ドアがゆっくり開いた。


そこにいたのは、涙を溜めた江利子がいた…。


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