美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
「こんな時間に、ごめんな?
俺、ちゃんとお前と話ししたくて…。」

「ここじゃ、何だから…入って?
親も弟も、まだだから…。」


そう言って、零れ落ちそうになった涙を拭っていた。


抱きしめてやりたい気持ちを必死に押さえながら、家に入った。


玄関で靴を脱いでいると


「先に部屋に行ってて?」

そい言い残して、リビングの方に行ってしまった。


言われた通り、俺はいつもの様に、いつも座る場所に、ドカリと腰を下ろした。

いつもより、何だか部屋が寂しく見えた。


江利子の気持ちを、映し出しているみたいだった。


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