美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
インターホンを鳴らすと、速攻ドアが開いた。


「あれぇ?どうしたの、カズちゃん。
夕方からだって言ったよね?」


ホントに掃除してたんだ…。


エプロン姿に、片手に雑巾持って。


「手伝いに来たんだよ。
二人でやった方が早くね?」


すると華の顔が、パアッと明るくなった。


「有難う。一人じゃ終わらなかったかもだよぉ。」


無邪気に笑った。


「俺は、何すればいい?」


「じゃあねぇ…雑巾して?
私、掃除機するから。」


そう言って、手にしていた雑巾を俺に持ってきた。


「分かった。」


何年ぶりかに、華の家に上がった。


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