美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
かなり時間が経った頃に


「ねえ、ちょっと私の部屋来ない?
ここアルコール臭いし、渡したい物有るの。」


華が耳うちしてきた。


「いいよ。」


大人の会話も、そろそろ飽きたしな。


華に買ったマフラーの入った袋を持って、二人で華の部屋に行った。


「入って?」


「お邪魔。」


最後にこの部屋に入ったのは、ニューヨークに旅立つ前だ。

あの日とは、変わらない部屋。


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