美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
「もうすぐお昼だし、お腹空かない?
あたし実は朝から何も食べてないんだよねぇ~。」

と話しながら時々俺を見る。


俺と江利子と擦れ違う人達が俺らをチラ見していく。


いや…正確には江利子を見てる。


それだけ今日の江利子は特別、綺麗だ。

そんな彼女の隣にいる全然パッとしない彼氏の俺。


マヂ、美女と野獣だ。


そんな俺の気持ちに気付かない江利子が、俺の腕に自分の腕を絡めて、周りのクリスマスオブジェを見ながらハシャいでた。


幸せそうに笑う江利子が、本物の天使に見えたんだ。


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