美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
ドリアを前に、俺のフォークを持つ手が止まった。


頭の中は、完全に思考回路停止…。


俺は、ただじっと湯気の立つドリアを見つめていた。


「一也?お~い、どうした?」


その言葉に、ハッとした。


江利子に視線を移すと、俺の目の前で、手を左右に振っていた。


「もしかして、具合悪いとか?」


「いや…何でもないよ。」


直ぐに視線をドリアに移して、ドリアをすくった。


「変な一也。」


何かふに落ちないといった感じの顔をしながらも、再びフォークにパスタを巻き付けていた。


ご飯を食べ終えて、ファミレスを出た俺達は、街中をブラブラしながら買い物をした。


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