美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
「今…何て…言った?」


俺の顔を見る事もなく、力無く問い掛けてきた。


「華を…抱いた…。」


自分が犯した罪なのに、江利子の顔を見るのが怖くて、ただ俺は……排水口に流れていくシャワーの湯を見るしか出来なかった。


「どうして……抱いたの……?」


ゆっくり江利子を見ると、泣きながら俺を睨みつけていた。

「ずっと怖かった…。山田 華が告ったら、一也の気持ちが揺れるんじゃないかって…。

だって、一也の初恋の相手でしょ?

ずっと好きで、言えないまま別れたんでしょ?

ホントは、まだ心のどっかであの人の事、好きだったんじゃないの!?

だから、簡単に抱けたんでしょ!?」



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