美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
「そんな事ないよ。
別れる理由がないだろ?」


言葉なく、立ちすくむ江利子の手を繋いだ。


「ほん…と?」


顔をゆっくり上げて俺を見た。


「別れないよ。
小指の赤い糸に誓ったろ。

ずっと傍にいるって。

ジイさん、バアさんになっても傍にいるって。」


「一也ぁ…。」


大粒のキラキラした涙が一粒落ちた。


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