美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
そして迎えたクリスマス。


一歩外に出ると、クリスマス一色だ。


「こんにちはぁ。
お邪魔しまぁす。」

慣れた感じで江利子がリビングに入ってきた。


「まあぁ江利子ちゃん、いらっしゃい。」


料理をしていた手を止めるお袋。


「あ、おばさんこれ今、美味しいって噂のケーキ屋さんのです。
おじさんと是非。」

そう言って、箱をお袋に渡した。


「あ、これ知ってるわよ。
最近、出来たお店のよね?

私食べてみたかったのよぉ。

有難う。さすが、女の子。

服でも、ケーキでも華やかよねぇ。」


そう言って、俺をチラ見した。


悪かったな…服も何も華がなくて。


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