美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
「そろそろ行こうぜ。」


お袋と長トーク勃発しそうだと察知した俺は、直ぐさま江利子の腕をとった。


「え、もう?
江利子ちゃんに、お勧めなお菓子を作ったのに…。」


やっぱり……これが始まると、女って半日でもトークを繰り広げるんだよな。


桜と江利子…この二人がこのネタでトークし出すと、新規の問題集が終わってしまいそうな位、喋るんだ。


相手がお袋でも、それは同じだ。


「いいから、行くぞ。」


グイッと細い江利子の腕を引っ張った。

「えっ…あ…おばさんそれじゃあまた?おじさんに、宜しくお伝え下さい。」


ズイズイと玄関に連れて行く。



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