美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
俺の首に回した江利子の腕が、微かに震えていた。


「怖かった…。
一也が眠っている間、ずっと怖かったの……。
このまま目を覚まさなかったら、どうしようって…。
でも、良かった。
目を覚ましてくれて……。」


そう言った江利子の腕に力が入る。


こんな時、情けない事に、俺はどうすればいいか分からなかったけど……。


俺も……


そっと


江利子を抱きしめた。


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