月と太陽の恋愛関係~Ⅱ~


「ねぇ、神崎さんここはどうすればいいの?」


「神崎さん、ここはこうでいいのかな?」


「神崎さんはどう思う?」



うるさいぞ…、巳嵩くん…。


「授業中だからもう少し音量下げてくれないかな?」

ほら、先生睨んでんじゃん。


そんな思いを込めて言ったのに、

「神崎さんは俺の事が嫌いなの…?」


なーんて、本気な顔で言うから…

「いや、そう言う訳じゃなくてさ…」

「じゃあキスしてよ。」


へっ?

キス…

きす



キス……



「キスっ!?」

「神崎っ!
何叫んでるんだ!

話を聞けぇ!!!!!!!!!!」

「ひいぃぃぃぃぃいいいいい」


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