月と太陽の恋愛関係~Ⅱ~
「ごめんっ!
太陽!!」
鈍い音と共に俺の視界から太陽が消える。
「った!
テメェ何回止めろっつったら分かんだよっ!」
「だって、太陽がそう言う事するからじゃん!」
「だからっつって人を殴っていい理由にはなんねーんだよっ
俺のこのビューティフルフェイスに傷がついたらどうしてくれる!」
正論を述べつつのナルシ発言。
俺の体が熱を持っている気がする。
きっと今の俺の顔は真っ赤なんだと思う。
太陽と出会って二度目の春が訪れようとしていた、一月最後の週。
最近俺の家にちょくちょく来るようになった太陽。
嬉しい気持ちの反面、困る時がある。
それが今のような状態…。