僕の左手に…
ピアノ
「ゆーやぁー!!!」


世界がオレンジ色に光る中


誰かが僕を呼んだ




声を聞いただけで分かる


僕の愛しい人


「未来」



「優也ーゴメンッ!!!
部活長引いちゃって…」


「ううん。別にいいよ。
それよりいい絵書けたの?」


「うん!」



そう言って鞄の中から
一枚の絵を取り出した


「コレね?
優也がモデルなの」


「僕???」


「うん!!!」





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