僕の左手に…
「優也君
今日は止まっていったらどうかしら?」

「じゃあお言葉に甘えて…」


「優也…」

未来がか細い声で言った

「ん?」

「あたし…病気なのかな…」

「…大丈夫だよ」

「…」

「おいで?」


僕は軽い未来を膝に乗せた



「僕が傍にいる…」

「ん…」





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