僕の左手に…
そして…



僕等の運命が変わるときがきた



空いている病院が
僕等に緊張感を与える

「藤森さん
診察室にお入りください」


ドキン…ドキン…



かすかに震えている手が
僕の左手に当たった


未来の右手だ…



僕は力強く手を握った


強く…強く…




入った診察室には
1人の医者と看護師



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