僕の左手に…
「付き添いの方、
こちらへどうぞ」


未来はもう
いつ発作を起こすかわからない状態
なので病室を
うつされていた



「未来…」

もう…
良くなる事はないのか?



「先生…未来は…
もう助からないんですか…?」


「…」

「先生っ!!!」


おばさんの問いに
はっきりと答えない医者に腹が立った



「…たえろよ…

答えろよっ!
未来は助かるんだろ!?
早くそう言えよっ!!!なぁ!!!」



「…もう…」

「助かるん…だろ…?」



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