戦乙女と100の物語
その頃ユウリは、あることに苦戦していた。
『うーん…。キャンバラの道ってどっちだ?』
道が二つに分かれている。
カンバにもらった地図を見てみるが、やっぱり分からない。
『これ、何て書いてるのか分からないよ…』
地図は、見たことも聞いたこともない字で書かれていて、読めないのだ。
『言葉は通じていたのに…何でだろ』
しかし、このままとまっていても意味がない。
『ー仕方がない。あたしの勘に賭けるよ…!』
あたしは、そこらへんにある木の枝を取り
ハールアの事を考えながら、宙に投げた。
「カランッ」