戦乙女と100の物語



その頃ユウリは、あることに苦戦していた。






『うーん…。キャンバラの道ってどっちだ?』




道が二つに分かれている。




カンバにもらった地図を見てみるが、やっぱり分からない。




『これ、何て書いてるのか分からないよ…』



地図は、見たことも聞いたこともない字で書かれていて、読めないのだ。



『言葉は通じていたのに…何でだろ』




しかし、このままとまっていても意味がない。




『ー仕方がない。あたしの勘に賭けるよ…!』




あたしは、そこらへんにある木の枝を取り
ハールアの事を考えながら、宙に投げた。




「カランッ」





< 24 / 69 >

この作品をシェア

pagetop