戦乙女と100の物語
そうして暫く歩いて行くと、村の一角が見えてきた。
『やった!あたしの勘、当たってたんだっ』
あたしは大喜びで、走っていった。
すると、
どこからともなく男が現れて
『おいお前ら、騒ぐとコイツの命がなくなるぞ!』
あたし、捕まっちゃいました~(汗
ーって、そんな呑気にしてる場合じゃない!
さてさて、どうしようっ
『俺の言うことを聞け、そうしたらコイツの命だけは…』
そこで男はフフッと笑った。
ー命だけは…ってなんだよー!
すると男は
あたしのオーラに気づいたのか、あたしを見るなり、ビクッとした。
『なっ、何だよお前…』
『…あたし、急いでるんで、離してもらいませんか?』
あたしは苛々して、ハールアのように気が強くなっていた。
『なめた口聞くんじゃねぇ…っ』
男は手をあげようとした
その時、背後から誰かが叫んだ。
『あんたこそ、その口どうにかしな!』
その声、その姿…
『ル、ルーナ!?』