戦乙女と100の物語
……
再びの沈黙。
聞こえるのは、滴と炎のパチパチという音。
ーなんだか気まずいわね…
女はちらっとギルガードを見た
『お前さ』
『ー!!』
『名前…なんて言うんだ?』
ーなんだ…びっくりしたじゃない
女はギルガードじっと見た。
『ハールアよ』
……
『……』
『おい…』
ーあっ、やっと喋った
『何よ』
ギルガードは驚いたように目を真ん丸にして
こっちを見た。
『何なの?何か言ったらどうなの』
『ぷっ…』
……?
…??
ーはあ?!