戦乙女と100の物語
『ばいばい、ユウリちゃん』
『ばいばい』
パーティーは終わり、あたしはみんなをお見送り。
最後に、ルーナと二人っきりになった。
『お母さんっ、ルーナを送ってくるね!』
返事も聞かずに、あたしはルーナの手をひっぱり
一緒に歩いた
『今日は楽しかったね。またいつか、パーティーしようね!』
『そだねっ。
…あっ、ここまででいいよ。もう暗いし』
夕日はもう沈んでいて、さっきよりも暗くなっていた。
あんまり遅いと
お母さんも心配しちゃう…
『…わかった。じゃあ、またね』
『またあした』
ルーナの姿が見えなくなるまで
ずっと手を振っていた。