戦乙女と100の物語
「これから城に戻って、母様に会うことにするわ。まずはそこからよ」
ハールアのお母さんかぁ…
何だか怖そう
あたしはハールアのお母さんをあれこれ想像していた。
『でもさ、パラシェット城ってここから遠かったハズだよね?』
「まあ、長旅になるわね」
そっか、とルーナは呟くと椅子から立ち上がった。
『じゃああたしたちは
旅の準備がてら、買い物に行ってくるよ
行くよっ。リル、ナル』
「「らじゃーっ」」
バタンと戸が閉まり、ルーナたちは出ていってしまった。
あっ…
ハールアと二人っきりだ…