天然100%


ガラッ


「チョリースッ!!」


ドアが開いて男が入ってきた。


「!!!!」


あたしは驚きすぎて思わず
立ち上がりそうになった。


「ども!遅刻しましたー!」


元気良く入ってきたその男は
昨日会った遊斗だった・・・。



「はぁー、名前は?」


先生は不機嫌そうな顔で
遊斗の名前を確認する。


「牧本遊斗っス!」

「黒板に書いてある席に座れ」

「はーい」


遊斗が出席番号を見て
こっちに近づいてきた。

遊斗の席は松崎の前だった。

つまりあたしの斜め前。


「信じられない・・・」


あたしは呟いてた。

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