天然100%


「あー!」


遊斗はビックリした顔で
あたしのことを見た。


「美姫ちゃんじゃん!」

「ども・・・」


あたしは恥ずかしくなった。

遊斗にまた会えるなんて・・・。


「同じ高校だったんだねー!」

「うん・・・」

「すごーい!!」


遊斗は嬉しそうに笑って
あたしをじっと見つめた。

すごく愛らしい瞳で・・・。



「遊斗」


松崎が遊斗に話しかけてきた。

今いいとこなんだから
ジャマしないでよー!!


「んー?」

「こいつと知り合いなの?」


松崎はあたしを指さした。

人のこと指さすな!!


「うん!ナンパされてたから助けた」

「またか・・・」


今「また」って言った!?


「またってどーゆーこと!?」


あたしは話に割り込んだ。

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