天然100%


「俺も今日用事あるし」


松崎が偉そうに
足を組んで言った。


「啓介も?誰と?」

「教えるかよ」

「どーせ教師の誰かとだろ?」

「分かるなら聞くなよ」

「はいはーい☆」


ほんとにこの2人は・・・。

あたしは呆然と見つめた。



「今から入学式だから体育館に行けー」


先生がクラスに指示を出した。

みんなそれぞれ勝手に
体育館に向かってる。


「美姫!」


呼ばれて振り返ると
美鈴が笑顔で立ってた。


「一緒に行こっ」

「うんっ」


あたしと美鈴は2人で
体育館に向かうことにした。

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