天然100%


「ふぅー」


やっと終わった。

途中に紙で指を切っちゃう
アクシデントがあったけど
座席表を完成できた。

こうゆう作業
苦手なんだよねー。

もう外は薄暗くなってた。



「しつれいしまーす」


職員室に入ったら誰もいなくて
担任の先生の机に置いといた。


職員室を出ると隣りの
保健室が視界に入った。


「あっ」


そういえば指切ってたんだ。

保健室のドアには
勝手に入るなって
貼り紙があったけど
気にせずに入った。

どーせすぐ出るし。


「しつれいしまーす」


保健室に入って
消毒してから
ばんそうこうを張った。


「これで良しっ!」


そう思って椅子から
立ち上がった瞬間

誰かが保健室のドアを
開けようとする音がした。


「やばっ」


思わずベッドに乗って
カーテンを閉めた。

< 26 / 124 >

この作品をシェア

pagetop