天然100%
「遊斗っ」
「んー?」
遊斗は眠たそうな顔を
ゆっくりと机から上げた。
「この4人組!うちらでならない?」
美鈴はプリントを指さしつつ
焦るみたいに早口でそう言った。
「うん!いいよー!」
「じゃあ他の女子と約束しないでよ」
「分かってるってー」
美鈴はそれが心配だったのか・・・。
あたしは納得した。
「じゃあ啓介を入れた4人な!」
「・・・うん」
美鈴の返事が遅かった。
気になって美鈴を見てみたら
嬉しいような寂しいような
そんな表情を浮かべてた。
変なの。
あたしは遊斗と
楽しそうに話してる美鈴は
松崎をどう思ってるのか
とっても気になった。