天然100%
元カノ


「だからさー・・・」


松崎と世間話してたら
遊斗が両手に袋を持って
笑顔で走ってきた。


「お待たせー!」

「じゃあ行こっか」


昼休みはまだまだあった。



ガチャッ

屋上のドアを開けると
涼しい風が吹いてきた。


「美鈴ー」


ゆっくり見渡してみたら
屋上にあるベンチに座ってた。


「遅ーい!!」

「今日は売店が混んでてさー」


あたしが必死に
そう言ってみたけど
美鈴は怒った顔だった。


「ごめんねー!美鈴」


遊斗が困った顔で
美鈴に向かって謝った。

すると美鈴は途端に笑顔になった。

分かりやすっ!!

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