天然100%
「・・・・」
みんな黙ってる。
空気が暗かった。
「ごめんね、なんか」
「え?いやいや別に!」
美鈴がいきなり謝って
あたしと遊斗は焦った。
「松崎となんかあったの?」
「うん・・・」
あたしの言葉に美鈴は頷いた。
「あたしに話せないかな?」
「えっと・・・」
美鈴はチラッと遊斗を見た。
なんでだろ・・・?
「美鈴ちゃん早く話してよー」
遊斗がせかすように言った。
美鈴が戸惑った表情をしてる。
そっかー!!
遊斗に聞かれたくないんだ!!
「美鈴ちゃん?」
けど遊斗はそんなことも知らずに
のんきに美鈴が喋るのを待ってる。