天然100%


「了解っ」


遊斗はそう言うと
さっさと歩きはじめた。


「あたしも残ろっか?」

「いいよ」

「でも・・・」

「1人になりたいから」


さっきの松崎のことで
なんか考えたいのかも。

あたしはそっとしとくことにした。


「分かった・・・」


美鈴にそう言って
遊斗と教室に戻った。



「啓介ー!!」


教室に入ると遊斗は
すぐに松崎のところに行った。

ホントに好きなんだなー。


「・・・・」


松崎はあたしと遊斗を
見て表情が少し変わった。


「美鈴はサボるって」


あたしがそう言ってやったら
松崎は無視して遊斗を喋った。

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