天然100%


「松崎くん!?」


由梨って子が驚いた顔で
あたしの後ろを見てる。

えぇ!?松崎!?

後ろを見ようとしても
押さえられてて向けない。


「よぉ」


後ろから松崎の声が聞こえてきた。

なんでいるの・・・!?


「・・・どうしたの?」


由梨は松崎の顔を見ると
すぐに猫をかぶって喋った。


「女子に話しかけるなんて珍しいね」

「・・・・」

「あたしに用あるの?」


由梨は色っぽいまなざしで
松崎のことをじっと見た。

この子ほんとにエロ・・・。

あたしはそう感じた。


「こいつに用があんの」


松崎の手があたしを指さした。

えぇ!?


「この子・・・?」


由梨があたしをじっと見た。

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