天然100%
「ではそれぞれで行動ー!」
先生の長い話が終わって
やっと自由行動になった。
今から夕方まで
島を探検していいらしい。
「集合ー!」
遊斗が楽しそうに叫んだ。
あたしたちのグループのリーダーは
じゃんけんで負けた遊斗になってた。
「どこ行くー?」
「山とか登ってみる?」
美鈴の提案に遊斗の顔が輝いた。
「登ってみたい!」
「たいぎー」
松崎がダルそうな声を出した。
「啓介だけここ残ってもいいぜ☆」
「・・・分かったよ」
遊斗の言葉に松崎は頷いた。
「じゃあ出発ー!!」
遊斗が地図を持って歩きだした。