天然100%
「あれー!?松崎くん!?」
由梨は目を輝かせて
松崎にすばやく近づいた。
「すごぉーい!運命!?」
「偶然だと思うけど」
松崎は冷たい表情で
甘えた声をだす由梨を見た。
「松崎くんに見つめられた!!」
「勘違い女」
「久しぶりに話できて嬉しい!!」
「全然嬉しくねぇよ・・・」
「11語も喋ってくれたー!!」
「いちいち数えんなよ・・・」
松崎と由梨の会話(?)は
聞いていて面白かった。
「あっ!美姫ちゃんもいるー!」
「久しぶり・・・」
「相変わらずブスー!!」
あれ?
あたし今、笑顔で
悪口を言われた?
「由梨も相変わらず・・・」
「可愛いー?でしょー!!」
相変わらず毒舌って
言おうとしたのに・・・。
「で、あんた誰?」
由梨の視線が美鈴に向いた。