天然100%
「え・・・?」
美鈴は戸惑ったように
由梨を見つめ返した。
「遊斗のセフレ?」
「っ!?」
由梨の言葉に美鈴は
顔を引きつらせた。
「そんなんじゃないよ」
「じゃあ何?」
「幼なじみ・・・」
「ふーん」
由梨はそれを聞くと
興味をなくしたみたい。
「藤堂さーん」
林の中から3人出てきた。
もしかして由梨のグループの人?
「どんどん先に行かないでよー」
「俺たちずっと探してたんだぜー」
「早く戻ろー」
3人が口々にそう言った。
どうやら由梨のほうが
グループから離れたみたい。
ホントにマイペースだなー・・・
「遅かったじゃん!!」
由梨は謝るどころか怒ってた。
まったく・・・この人・・・。