天然100%
「やっほー☆」
「入っていいよー」
遊斗と松崎を部屋に入れた。
本当は男子を部屋に入れたら
先生に怒られるんだけどね。
「夜食買いに行かなーい?」
「いいね!!」
あたしは笑顔でそう答えた。
だってお腹空いてるんだもん。
「でもどこに?」
美鈴が不思議そうに聞いた。
このホテルには売店がなかった。
「近くにコンビニ見つけたから☆」
「あったっけー?」
「歩いて40分ぐらーい!」
「・・・それって遠くない?」
あたしと美鈴は小さく笑った。
「まぁいっか!行こー!」
「うんうん!」
あたしたちは先生に
見つからないように
こっそりホテルを抜け出した。