天然100%
「キレー・・・」
ホテルの近くが海辺で
波がキラキラしてた。
「確かに」
松崎も笑顔になってる。
「早く夜食買いに行こーよ!」
遊斗にとっては景色とかよりも
夜食買いに行くほうが大事みたい。
遊斗っぽいなぁ・・・。
「でもあたしまだ見てたい」
美鈴がそう言ってゆっくり
砂浜のほうに歩いていった。
「でも美鈴1人じゃ危ないし」
「じゃあ俺残る」
「え?」
松崎を見てみると
もう砂浜に向かってた。
「先行ってろよ」
「ありがとー啓介!」
「えぇ!?」
じゃあ遊斗と2人っきり!?
ウソー!!嬉しいー!!
あたしは心が躍る思いだった。