運命のヒトを。

泣きそうだった。
本当泣き虫。

愛美と雄太は気を使ってくれたのかいない。

いやいや、拓也もいないんだよ。

半泣きに泣きながら自転車へ向かう。

すると拓也が…。

姿が見えた途端、泣いてしまった。

「なんでいるん?」

「ん?」

そう言いながら差し出す袋。

中身を見ると、プリン…。

さらに泣きまくるあたし。

「泣き虫、優衣。」

そう言って横にいる拓也。
< 55 / 59 >

この作品をシェア

pagetop