運命のヒトを。

塾が終わったある日、
「優衣!話して帰ろうや。」

初めてのことだった。

「いいけど…どうしたん?」
そう聞きながらあたしは、嬉しくて嬉しくて…泣きそうだった。

「いや、俺、生まれ変わるから!」
そういって優しくなった。
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