LOVEはおいしい香りと共に


私は昔好きだったおじさんのチャーハンを注文した。



まだ開店したばかりで、お店の宣伝もしてないらしく、お店はお客さんがポツポツいるぐらい。



だから、ケンちゃんが隣に座って昔のことやこれまでのことを話してくれた。



ケンちゃんのお母さんは、ケンちゃんが小さい時に病気で亡くなっていた。


おじさんはケンちゃんを男手一つで育てている。



修行と称して全国を転々としていたらしい。




「全国って…おじさんらしいね!!」




「うん…いつもはふざけた親父だけど、料理のことになると凄いんだ…」




「そっかあ」



ケンちゃんはおじさんを尊敬してるんだね。



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