LOVEはおいしい香りと共に
手を離してしまう時


ケンちゃんとの思い出が一日一日増えていく。




そして
私達は受験生…



夏休み前にあった進路希望調査。



「自分の将来のことをしっかり考えてください。」



って先生の言葉。

将来かぁ…





私達もその話題が持ち上がる…

「ケンちゃんはどうするの?」


「ん…俺は…料理の専門学校に行きたいんだ。」



「やっぱり!!この辺料理の専門学校も多いもんね~」



「あ…うん…」


ケンちゃんの声に元気がないように思えたけど私はそのまま喋り続けた。




「私はね…まだ誰にも言ってないんだけど…



パパやママのお仕事を将来手伝えたらなって…


だから大学に行こうって思ってる」




「そっかぁ…


お互い頑張ろうな?」



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