LOVEはおいしい香りと共に
結構長く居座ってしまった私は、おじさんにまた通うことを約束して家に帰ることにした。
ケンちゃんが送ってくれた…
「さぁちゃんって高校どこ?」
「ん?私は近くの桜田高校だよ―!!」
「マジ!?俺そこに転入するんだ!!
やった♪」
「そうなの?
同じクラスだったら良いね♪」
「うん!!」
笑顔で頷いたケンちゃんを見ると…
キュンとしてしまった。
違う違う…
ケンちゃんは初恋の人だからドキドキしただけだ…
ダメダメ…
私はもう恋なんてしないんだから…