LOVEはおいしい香りと共に
「来週の日曜日に行くから…
まだ俺のことちょっとでも想ってくれているんならそれまでに俺に会いに来てほしい」
「………ケンちゃん、私…」
「ダメだったら…来なくて良いから…
その時はそれがさぁちゃんの応えだと思って諦めるよ」
「…」
どうしよう…私、どうしたらいいの…?
「…あ…それと、親父の店にまた通ってほしい。
俺に会いたくないなら俺が居なくなってからで良いからさ!!
親父がさぁちゃんに会いたがってるよ…」
「………っ…うん…分かった…」
ケンちゃんは優しすぎるよ…
私は泣きそうになってしまった。