LOVEはおいしい香りと共に
戻ってきた宝物ーKengoー
もうこの手を…さぁちゃんを離したくない。
別れていた間いろんな想いを抱えていた俺…
さぁちゃんに別れを告げられた時、この世の終わりだと感じた。
俺は離れても大丈夫だと思っていた。
これからずっと一緒にいる内のたった数年だから…
でも…
さぁちゃんは不安だったのかな…
俺は彼女の本当の気持ちまで気付くことができなかったんだ…
ごめんな?
このまま離れてもいいのかとずっと考えていた。
でも…そんなこと俺には無理で…最後だと覚悟してさぁちゃんに想いを告げた。
だから今こうして…
俺の腕の中に戻ってきてくれた彼女が愛おしくてしょうがない。
隣で俺にすり寄ってくるさぁちゃんの柔らかい髪を撫でる。