LOVEはおいしい香りと共に


「お客さんはさぁちゃんだよ!」



「へ?」




ケンちゃんの言葉の意味が分からなくて戸惑っていると…








「じゃあ、頑張れよ?ケン」




そう言ったおじさんは店から出て行った。




「え?え?どういうこと?」







「さぁちゃんに俺の料理を食べてもらいたくて…こっちに帰って一番に…



だから親父に頼んだんだよ」





やばい…
涙が出そう…




「ケンちゃん…」




「ちょっと待ってくれる?」




「もちろん!!!」



< 149 / 157 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop