LOVEはおいしい香りと共に


「マジうぜぇ~」


ぎゃはははと笑い声が廊下に響く…







私の頭の中は無音…



敦士先輩………?
どういうこと………?





訳が分からなくなった私の耳に届いたのは信じられない悲しいものだった。





「またさぁ~






敦士が紗雪ちゃんを落とせるかカケしたみたいに、何かカケようぜ~


敦士だけ勝ち逃げとか許さん!!」





敦士先輩ガ私ヲオトス?



「はぁ?…んなこと、もうしねぇよ…」







敦士先輩は呆れたように応えていたけど…


もうってことは…私と付き合ったのはカケの為なの………?


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