LOVEはおいしい香りと共に
「…一週間………以内には無理だな…
大切にしてぇし…」
私は敦士先輩の『一週間』という言葉を聞いた後、動けない体に無理やり命令を下し、走って逃げた。
まさか…まだ言葉が続いてたなんて知らなかった…
もう………何も信じられない。
大好きな人が…分からない。
この思いを表現出来ない…。
私は無我夢中で走って家に帰った。
泣きながら布団に潜り込む。
両親が忙しい人で良かった…
こんな涙でぐちゃぐちゃな顔を見たら、パパもママもいっぱい心配しちゃうから…
私は大きな傷を心に持った…
私は3日間、学校を休んだ。
携帯には心配する鈴夏のメールと……
敦士先輩からのメールと着信が…
私は鈴夏に助けを求めメールを返した。
敦士先輩には返信も電話も出来なかった。