LOVEはおいしい香りと共に
先輩の言葉がウソに聞こえてしょうがない。
私の態度もきっと可笑しいと感じていたと思う。
それでも、ハッキリとこの前のことを聞いて問い詰めなかったのは、
やっぱりまだ敦士先輩のことが好きだったから…
そんなことはないと少しでも希望をもっていたから…
態度が可笑しい私でも敦士先輩はいつも通り優しかった。
数日が経った頃…
「紗雪…
今日は俺の家に来れねぇ??」
私は全てが終わりだと思った。
「…な…んで…?」
今日はあの日から一週間だ…