LOVEはおいしい香りと共に


「さぁちゃん…俺も帰りたくないよ?


でもこれ以上一緒にいたら、抑えきかなくなるから…分かって?」



ケンちゃんは何も分かってない…





「分かってるもん…




我慢しなくていいから…帰らないで?//」




「………ぇ?」


あれ?
固まってしまってる!?










「だから…………して?」





「い…いの?」


私は小さく頷いた。
そんな私をケンちゃんは震える手で抱き寄せる。





「やべっ…俺の心臓うるさい…」


胸に顔をうずめたらケンちゃんの鼓動がよく聞こえた。


< 89 / 157 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop